「投薬」とは

先日京都に行ってきました。
高台寺に入り拝観していると案内人の方が
涅槃図(ねはんず)の説明をされていたので聞いていたら
面白い話がありました。

お釈迦様が自らの生涯を終えようと沙羅双樹の間に横たわって
寝ているところに、母親(摩耶)が雲に乗ってやってき
息子の釈迦を救おうと起死回生の霊薬を入れた綿袋を投げ落としました。
しかし、薬袋は沙羅双樹の枝に引っかかり釈迦に届きませんでした。
薬の力を得た沙羅双樹は天にも届くほど小枝を伸ばし青々と茂ったと言います。

この摩耶が息子の釈迦に薬を投げたことから「投薬」と言われるように
なったそうです。


写真は坂本竜馬のお墓からの京都の眺望です!